当園では「食べ物をありがたくいただく」「食べ物をおいしくいただく」「食べ物を楽しくいただく」を3つの柱として食育に力をいれています。
畑で野菜を栽培し調理することを通して、食物の中の原材料に関心を持たせ、栽培する人たちの苦労を体験から学べるようにしています。例えば、小麦を育て実際に製粉しパンを作ってみたり、誕生会の寸劇にそれぞれのクラスが育てた野菜を入れたパン作りを取り上げたりし、子どもたちが理解できるようにしています。
給食の時には、2歳児では保育士がよそう時に量を確認して自分が食べられる量が理解できるように働きかけ、3歳児以上では自分で食べられる量を考えて自分でよそっています。また、徐々に段階を追って自分たちで配膳したり、片づけたりできるようにしています。
給食のお手伝いとしてたまねぎやトウモロコシの皮むきをし、たまねぎの皮で染色したり、野菜のへたでスタンプ遊びをしたりなど、遊びの中で食材へ関心を持つような取り組みも行っています。また、近くの南部市場へ散歩に行き、給食で食べる食材を売っているところを見たり、お店の人と会話する機会も作っています。
自分たちで育てた野菜を使ってクッキングをしたり、日常のおやつの中でおにぎりを握るなどの活動をしています。
自分たちで作ることで、苦手なものでも食べられたり、準備から片付けまでを経験することで、気持ちよく美味しく食べられる環境作りも考えていきます。